2018.01.09 Tuesday 14:12

本:ふがいない僕は空を見た 続き

作品の中に込められたメッセージの中には、こんなものもありました。

 

*ふがいない僕は空を見た P-198より

 

自然、自然、自然、ここにやってくるたくさんの産婦さんたちが口にする、自然という言葉を聞くたびに、私はたくさんの言葉を空気とともに飲み込む。 彼女たちが口にする自然、という言葉の軽さ弱さに、どうしようもない違和感を抱きながら、私はその気持ちを言葉に表すことができない。 乱暴に言うなら、自然に産む覚悟することは、自然淘汰されてしまう命の存在をも認めることだ。 彼女たちが抱く、自然という言葉のイメージ。オーガニックコットンのような、ふわふわで柔らかく、はかないもの。 それは間違ってはいないのだろうけれど、自然分娩でも、高度な医療機器に囲まれていても、お産には温かい肉が裂け、熱い血が噴き出すような出来事もある。 時には、母親や子供も命を落とす。 どんなに医療技術が発達したって、昔も今もお産さんが命がけであることは変わらないのだ。

 

 


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