何となく、気が付いたらある行為にどっぷりハマってしまい前後どころか左右が全く見えてない時がしばしばあります。
山登りもその例外では無く、今日は動くぞ!と決めた日などはひたすら地面をにらみながら黙々と歩くパターン。でも、最近はそんな状態であっても、ちらっと後ろを振り返る余裕が出てきたような気もちょっぴり。 横からすっと風が流れてきて湿度や温度の変化を”匂ったり”、メドウを抜けた直後に耳の後ろあたりに違う明るさを”感じたり”、斜め後ろあたりから鳥の声を”聞いたり”するとパタッと足が止まる様になりました。そんな時、そっと振り向くとそれほど特別でなくても、きまってそれまでの緊張感が ふっと 安らぐような 風景に出会う事が多々あるような気がします。
特に体調があまり良く無かった日だったりすると、そう言う風景が放つ癒し効果は抜群で、こめかみ部分から始まって首筋から肩のあたりまで伸びている緊張感がすぅーと抜けて、自然に嬉しくなります。
火照ったチークボーンと汗ばんだ体には零度に近い気温もなんだか心地いいし、冬の澄んだ空気と午前中の光がちょっとした景色を程よく引き立てくれます。普段登る山だからこその良さですね。
下りはおもいっきり飛ばしてそのまま温泉に直行。やっぱり山はいいなぁ・・・
JUGEMテーマ:登山