2017.09.04 Monday 22:53

本:人魚の眠る家 東野 圭吾

 

受け入れがたい ”とある問題” に対して生じるそれぞれの想い、そして対応。

家族のためにどのような行動をその時、自分はとるのか/とれるのか。取り巻く人々の反応、そして現在のリアルな医療体制とその根幹にかかわる法律から浮かび上がる日本独特の問題(”責任逃れ”という文化的背景による影響など)。そこから生まれる悲劇と葛藤。当事者でなければ理解しがたい状況を巧みな文章により疑似体験してしまうと言いますか・・・   

 

いきなり読者を引き込むテクニック。そして、”ああ、やっぱりフィクションだ” と思える設定が大きな部分で多少あっても、それらは、物語全体&各部分を構成する細部のディテールのリアルさ故に感情移入しまくって(良い意味で)苦しんで疲れた読者にほど良い安らぎを与えてくれるエンディングを提供してくれたかなと。 一気に読んでしまいました。

 

いつも表面的な情報のみで安直に判断しがちな自分は猛反省です。

もっと思慮深く、そして優しくありたいものですね。

 

 

 

他にも書きたい部分はいくらでもあるのですが、ネタバレになるので・・・でも、それにしても読み辛いですよねすみません。

 

P245

OXが現れるのを心待ちにするのだけはやめようと。少なくとも、決して口にはしないでおこうって。OXが現れたと言うことは、どこかでXXがYYくなったわけで、悲しんでいる人がたくさんいるに違いないですから。QQは善意と言う施しを受ける事であり、EEを続ける人たちをとやかくいう気はありません。だって、その親御さんにとっては、その子はKKているわけでしょう? だったら、それもまた大切な一つのTTじゃないですか。

 

 

P262

論理的には正しい行為にもかかわらず、なぜそそんなふうに感じてしまうのでしょうか。 それは人間は論理だけでは生きていけない動物だからです。・・・・・・・一番大事なのは、ご自分の気持ちに正直であることです。その人の生き方は論理的でなくともいいと思うのです。

 

 


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