2024.02.04 Sunday 21:08

夢をかなえるゾウ0

2年前に出ていたんですね。

ちょっと長いなぁ・・・と少々思いつつも相変わらずな内容でした(^^)
今っぽい問題に立ち向かう心をいつものガネーシャ節で育てていく内容です。さすがに初めのころの新鮮さと驚きはないですが、それでも響くものが多くありました。
にしても大黒さんの起源、全く知りませんでした(;^_^A
******

2024.01.10 Wednesday 19:30

むらさきのスカートの女

***

先入観:ネタばれあり!

むらさきのスカートの女(日野)は実はいたって普通。公園で子供と遊ぶし、就職に多少の時間はかかるが普通に仕事をしている。むしろ体力もあり覚えが良くてきぱき働けるという意味で、普通以上。同僚に不評を買う不倫が生じるが、それとてありがちな話であって、常人のレベルを逸脱するものではない(勿論リアルでは最悪だが、人の命が簡単に踏みにじられるイヤミスというジャンルで考えればかなりおとなしい方だと思う)。さらに男目線で言えば、上司は確実に彼女の女としての魅力を感じているわけだからルックスだって魅力的なのでは? しかし、作者の思惑どおり作品の冒頭から読者的にはこのむらさきのスカートの女が少し変わっている人だという印象を自動的に持ってしまう。 そもそもむらさきって....という色の効果?による先入観を芽生えさせ、その印象が徐々にスカレートしていく。そしてその決定的な要因は主人公?の黄色いカーディガンの女(権藤)にある。
彼女の日々綴るリポートからは、日野がその異常性を大きくさらけ出すのではないかと期待させる雰囲気を常にはらましているが、物語が進むにつれてそのあまりに詳細過ぎる日々の観察状況から、実は異常なのはストーカー行為を行っている権藤の方だと変化していく。そして最終的に常人である日野は権藤のその”異常な”行動により、すべてを失ってしまうという結末。
と言うことで、あれ、またイヤミスだった・・・・(;^_^A
表紙とタイトル、そして予備知識ゼロで、図書館の”おススメ”を手に取るとどうもこの類が多い様な・・・でも、人は死なないし、日野さんならなんとか復活してくれそうなわずか希望は残らなくもないのでダメージは最小限? 
以下はネットで得た情報を少しまとめてみたものです
*色による先入観
むらさき おとなしい
黄色   活発
登場人物のそれぞれの性格はその色による印象とは真逆。
そして本来補色関係のこの2色は、お互いが補う関係なのでその組み合わせは色彩的にもバランスがとれているの美しいとされる。
*アナグラムな関係
むらさきのスカート
語り手のストーカー
職場のカースト
スカートのアナグラム。 
PS 偶然にも同時に借りた本の中に ”色の力:Jean-Gabrieal Causse” あったので、色に関しての影響力を改めて知識として詰め込んだところだった。おかげでいい具合に通常以上に先入観が持てたかもしれないかなと(^^)

2023.12.06 Wednesday 15:13

赤と青とエスキース 青山美智子

例によって図書館のおすすめから何も考えず、手に取った一冊です(;^_^A

連作短編形式の作品が特徴。独立した短編が、時空を超えて僅かに重なり合いながら、話が展開していくというパターンが著者の作品の大きな特徴。

その世代世代の悩み事を中心に、かかわる人々とその成長などが丁寧に描かれている。
以前読んだ湊かなえさんの小説とは真逆的な内容で(;^_^A、人の優しさや繋がりを感じる物語で読んでいてほっとするパターン。僕には程よい内容かもしれないけれど、イヤミスファンには全く物足りない可能性ありそうですね。
癒しを求める人、前向きな気持ちを得たい人、そして日々忙しくて時間のない人、短編としても読める彼女の作品は良いかもです(^^)

2023.07.14 Friday 15:31

火花:又吉直樹

 

関西人ですけれど、どうも漫才と言うもんにはそれほど興味を持ったことが無く現在に至たるのですが・・・これではあかんなぁーと言うことで2015年に話題だった又吉さんの火花を選択。 漫才用のマイク(正面だけでなく、側面からも音をちゃんと拾うタイプ)の存在すら知らなかったわけですけど、もしかしたら少しはその哲学?面白さ?を僅かでも理解できた?かもです。
火花と花火の関係、色々考えさせられました(^^)

2023.07.11 Tuesday 10:16

湊かなえ

そもそも前回、イヤミスという言葉さえも知らなかった自分が読んじゃった ”未来” が強烈過ぎて読書後数日間、(まんまと)どよ〜んとしてしまい、これは当分彼女の本は読まないだろうなと思っていたのに、気が付いたらまた、借りてきてしまった😅 

山好きとしてはやはり読んでおいた方が・・・とあまり説得力の無い理由で今回は ”残照の頂” を読むことに。先日、西条加奈の心淋し川を読んでいるのでバランスが取れるかもと期待しつつ・・・

2023.07.02 Sunday 15:47

心淋し川:西条加奈 

うらさびしがわ と言う風にそもそも読むんですね(;^_^A

話を読みながらグーグルで場所を確認したり、出てくる老舗の歴史を調べてみたり。詳しくは無いけれど舞台になる場所の土地感みたいなものは少しはあるので、そういえばあの辺、坂があるとか、くぼ地があったよな・・・などなど、文学的要素から全然離れてしまった部分で、まず確認&楽しむ癖があります。そうすると話の情景とか妄想しやすいので自分の場合より入り込めると言いますか。
もともと日本語の教育は中2の1学期までで止まっていて(;^_^A 単純に読解力に自信が無いからと言うのもありますが、どうも何事もまず絵にした方が自分のシステム内に取り込みやすくなるようで、この癖はずっと続きそうです(^^)

2023.01.18 Wednesday 19:33

東田直樹:自閉症の僕が飛び跳ねる理由

 

衝撃と言えばこの本も大変な内容でした。
ある意味もしかしたらヘレンケラーレベルの物ではないかと?!(;^_^A 思わすような内容でした。その業界の方なら恐らく皆知っている存在なのかもですが、何分そう言う方面には圧倒的に無知な自分は名前も聞いたことがありませんでした。自閉症を
生きるとは・・・・勿論本人にしか正確にはわかりませんが、少しは理解できたかなと感じました。
興味のある方、是非。
********
 

2023.01.18 Wednesday 19:15

他、2冊

村上春樹* 色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年

瀬尾まいこ* その扉をたたく音
**
たまたま借りたこの二冊もどこかしら共通点はあるかもですが、湊かなえの未来があまりに強烈だったのでなんだかトーンダウンしたような内容に感じてしまいました。 勿論それぞれの本は楽しみましたが、未来を先に読まないでよかったなぁと思ってしまいました。それにしても(当たり前ですけど)巧みな文章が(一瞬で動く映像とは異なる、ゆったりした文字を読む速度が)もたらす、緊張感と後に残る重〜い気持ちはなんとも心の中心に留まるといいますか、やはり本はもっと読むべきだなぁと改めて感じました。
**
*************************

2023.01.17 Tuesday 19:16

未来:湊かなえ

 

何気におすすめの棚からとってきたのですが・・・・

う〜ん、まさかの展開に開いた口が塞がらない状態が続いちゃいました(;^_^A
凄い本でした。僕には少々刺激が強すぎたかもですが、読む機会を得てよかったと思います。
***
耳を傾ける。 
大人が子供の声無き叫びを聴き取れなくなった時、悲劇は当然の様に起こる。本作品より少しトーンダウンをした話であれば現実に頻繁に起こっていそうで、そのような原因を作り出す大人たちがいる世の中では無援孤立化した子供たちを多く生んでいるのでしょうね・・・・
****

2022.03.26 Saturday 15:29

図書館

コロナになってから殆ど行ってなかったのですが久しぶりに近所の図書館”おすすめコーナー”を覗いてきました。

相変わらず統一感ありません(;^_^A
***
+ 少年と犬 馳 星周

<<new | 1 / 3pages | old>>
 
CALENDAR
NEW ENTRY
ARCHIVES
CATEGORY
COMMENT
PROFILE
MOBILE
SEARCH
OTHER

(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.